今日のタロットカードは、
「ワンドのクイーン(逆位置)」です。

ツインレイのチェイサーが苦しいのは、
愛する相手から
愛が返ってこないからだけではありません。
「相手に愛されていることで、自分の存在価値を感じたい」
という深い欲求が満たされず、
チェイサーは自分の価値を見失い、
耐えがたい孤独と不安に
心がかき乱されてしまうのです。
サイレント期間が
始まったばかりのあなたは、
突然距離を取ったランナーの態度に戸惑ったはず。
「私が何か悪かった?」
「嫌われてしまったの?」
“なぜ”という二文字が頭から離れず、
どうにかして
この不安をやわらげたくて
四六時中相手のことを考えてしまいます。
本来のワンドのクイーンは、
力強い愛情と他者をひきつける魅力を
備えた存在ですが、
逆位置になると、そのエネルギーは
「相手を通して自分の価値を確かめたい」
という無価値感からくる執着へと変わります。
まさに、サイレント期間の
チェイサーの心理そのものと言えるでしょう。
✼✼✼
サイレント期における最大のテーマは
自分を愛せるようになること。
チェイサーが苦しむのは、
愛されることに必死になりすぎて
自分自身を愛することを
置き去りにしてしまうから。
ワンドのクイーン逆位置は、
本当は輝いているあなたが、
自分の輝きを信じ切れていない
というサインです。
本当の自分を隠したり
気に入られるように装ったり
そんなことをする必要はなく
あなたはただ
あなたでいるだけで
すでに祝福されているのに
そのことをあなたは今も
信じられない。
そう思えないような人生だったから…。
だけどあの人と一緒なら
初めてそれを信じられる気がした。
あの人がそう思わせてくれた。
だから、
あの人がいなくなったら
あなたはまた、
元に戻ってしまう。
あなたが本当に恐れているのは、
そこなのかも知れません。
✼✼✼
相手を追いかければ追いかけるほど、
自分の内側にある”満たされなさ”が
怒涛のように押し寄せます。
重い女と思われてしまう…
これ以上は余計に避けられるだけ…
わかってる。
わかってるのに、
愛の暴走を止められないのは、
あの唯一無二のフィット感を
知ってしまったから。
どこまで追いかけても
決して満たされることがない
負のループと分かっていながら、
それでも
後戻りできないのは
それほどにあの人が
あなたを圧倒的に満たしてくれたから。
それほどにあの人が
あなたがこの世に存在する価値を
与えてくれから。
もう一度、満たされたい。
もう一度、愛される実感を味わいたい。
もう一度、安心したい。
もう一度、
もう一度、
もう一度…

サイレントの痛みを癒すプロセスは、
逆位置のカードを
正位置へと戻す旅に似ています。
- 相手の反応で価値を測るのをやめる
- 自分の心と体を満たす習慣を持つ(休養・趣味・癒し)
- 「私は私で輝いている」と繰り返し確認する
こうした小さな積み重ねが、
ワンドのクイーン本来の
自信と魅力を取り戻す力になります。
ツインレイの統合は、
相手にしがみつくことではなく、
自分自身を完全に受け入れることから
始まるのです。
もし今あなたが
「もう限界」
「どうしてこんなに苦しいの?」と
感じているなら、
それは魂が
あなたに成長を促している証。
あなたは、
あなたが本当は大きな愛と
魅力を備えた存在であることを
忘れているだけ。
サイレントの苦しみは、
自分への愛を不動のものとするための
待ったなしの修行の入り口。
ツインレイの相手が、
あなたの心の最深部にある
もっとも繊細な愛への課題を
引きずりだして突き付けるのは
あなたが
それを乗り越えるため。
そして、あなたが
「愛されているかどうか」に縛られず、
ただ在ること自体が愛だと
実感できるようになるため。
あなたがあなたであること。
それこそが ”統合” の本当の姿。
だから、
他の何者にもなろうとしなくていい。
あなたはすでに、あなたです。
