始まりのための終わり

カードが示す運命の物語

今日のタロットカードは「死神」です。

「死神」のカードは、
その言葉の持つイメージや、
骸骨の騎士や黒い旗の絵があることから、

どうしても
「不吉」「終わり」という印象を抱きがち。

けれど実際には、
このような破滅的な意味や
現実の生命に関わる悪い意味はなく、

古いものを手放して
新しく生まれ変わる
という意味のカードです。

死神

カードの右奥を見て下さい。
ステージの変わり目を意味する1対の塔、

そして”再生”の象徴である朝日が
描かれています。

(日没という説もあるようですが、
どちらにしても死と再生の意味があります)

このことから、「死神」は
単純な終わりを伝えるものではなく、
再生に向かうための”いったん終了”という
ニュアンスを含みます。

つまり、
終わった後の生まれ変わりや
新しいステージへの変化が
概念としてセットになっており、

ツインレイの旅の中で、
この「死神」のカードは
特にチェイサーの成長プロセスに
深く関わっているように思います。

✼✼✼

サイレントを迎えたチェイサーは、
あたかも自分の精神が崩壊し、
生きる力が無くなったように感じます。

そのような中で、
諦めそうになり、
でも諦められなくて、
やっぱりもうダメだと崩れ落ち、
また引き戻されて…

限界の先にある限界を
いくつもいくつも超えさせられる経験をします。

行くも地獄、
戻るも地獄の苦しみが
何年も続く中で、

絶望の淵を彷徨いながらも
どうやっても相手が
脳裏を離れないことを悟ったチェイサーは、

ある時、
自らが “死神” となり
これまでの古い生き方を
終わらせる覚悟を決めるのでしょう。

すべては
魂の新しい扉を開くため。

終わりの先にある
一筋の光を信じるため。

サイレント期を迎えたチェイサーは、
ランナーとの分離を
強烈な「喪失」として体験します。

「捨てられた」
「拒絶された」
と感じるその痛みは、

全身が引き裂かれるように
思えるかもしれません。

しかし、「死神」のカードが意味する
あなたに訪れる”終わり”とは、

相手との関係の終わりではなく、
過去に形成され継続してきた古い自己像と
生き残るために作りあげた
古いルールの手放し。

  • 「相手がいなければ幸せになれない」
  • 「相手に認められてこそ、自分の価値がある」
  • 「愛とは執着やコントロールでつかむもの」

これまで無意識に抱えていた
(そして成功法則にさえなってきた)
これらのルールは、

サイレント期間に入った今、
まったく意味をなさず、
あなたは混乱していることでしょう。

今までのやり方が通用しないわけですから、
確かに痛みを伴うことではありますが、

本当は、今のあなたならもう、
そのやり方でなくても大丈夫。

サイレントは、
もうその鎧を脱いでもいいんだよ
という、宇宙からの合図なのです。

✼✼✼

「死神」のカードがあなたに伝えているのは、
次のようなメッセージ。

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終わりを恐れないで。終わりは始まり。
古い鎧を、新しい愛のカタチに交換しましょう。
あなたがもっと大きな愛を受け取る準備が整いました。
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サイレントは“魂の通過儀礼”。

今のこの苦しみは、
真実の愛に生まれ変わるために必要な
浄化の時なのです。

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