依存を卒業し自分軸を確立するには

今日はタロットカードから
ヒントを得て考えてみたいと思います。

出たカードは「皇帝(逆位置)」です。

皇帝(逆位置)

今回は、逆位置で出ています。
これは、
今まさにサイレントを乗り越えようとする
あなたにとって、

皇帝の視点や性質が足りていない、
もしくは、
それらが暴走してコントロールできていないよ、
と教えてくれているのです。

ですから、
このカードを解釈するにあたっては、

皇帝の性質や視点とは
どのようなものか?

を考えると、
理解しやすいのではないかと思います。

✼✼✼

皇帝とは、簡単に言うと、
国を治めるトップの人ですよね。

国を一つにまとめて発展させるには、
さまざまな力が必要です。

ここで少し、
皇帝に必要な力には
どんなものがあるか考えてみてください。

武力に長けている、
法や戦や政治の知識経験が豊富、
人望がある、
自分の国をどうしたいかのビジョンを明確に持っている、
そのビジョンを周りにプレゼンし巻き込む力がある、
カリスマ性がある、
責任感がある、
攻めるだけでなく防御のことも考える、
勇気があり物怖じしない、
チャレンジ精神がある、
行動力や実行力がある、
落ち着いて構えている、
冷静な判断力がある、
臨機応変に対応できる、etc.

ぱっと思いつくことを挙げただけでも
こんなにたくさん出てきますし、
まだまだありそうですが、

簡単に言うと、
自分の軸がはっきり・しっかりしている
ということだと思います。

これをツインレイのリーディングに
当てはめるとどうなるでしょう。

”あなたは、
自分の人生の皇帝になれていますか?”

というメッセージを
投げかけているのではないでしょうか。

✼✼✼

自分の人生を自分で作る、というと
難しく聞こえるかも知れませんが、

・何をしたいの?
・どう生きたいの?
・死ぬ時に「いい人生だった」と思える人生とは?

そんな風に、
自分を”人生の主役”に置いて、
「自分はどうしたいか」ということに
正直になれているかどうか、

それをきちんと自分に
与えようとしているかどうか、

つまり、
自分軸で生きることができていますか、
と問いかけられているのです。

ツインレイのチェイサーが
最初にぶつかる壁は、「依存」の問題。

彼の意向に合わせてきた。
彼に認めてもらうために頑張った。
彼に気に入られることに必死だった。
彼が〇〇してくれたから、幸せ。
彼が、
彼が、

あなたの人生なのに、
彼が主役になってしまっていませんでしたか?

心理学では、
このような状態を依存、
または他人軸(彼軸)と言います。

あなたの人生なのに、
『彼の状態がどうであるか』によって
あなたの幸不幸が決まったり、

あなたの行動が
彼基準に設定されていたりして、

精神的に振り回され、
とても疲れてしまいます。

実際、サイレントになって
彼からの連絡が来なかったり、
そっけない反応に傷ついたりしたでしょう。

また、彼を失うことが怖くて、
取り乱したりもしているのではないですか?

「皇帝」のカードが逆位置で出るならば、
そんなあなたに対して、

自分の人生の「皇帝」たれ!と
叱咤激励してくれているのです。

では、
依存(他人軸)のステージを卒業するコツを
簡単に紹介します。

まず、
他人軸で生きてきた自分を
否定してはいけません。

「今までは必要があって
そうだったんだな」と理解し、

これから少しずつ
自分軸になっていこうと思うようにすればOKです。

次に大切なのは、
早く結果を出そうと急がないことです。

”いい子”をしてきた人に多いパターンですが、

早くサイレントを終わらせたい。
早く自分軸になって統合したい。

そんな風に思う時点で、
まだ彼軸にとらわれています。

長い時間をかけて醸成されてきた「他人軸」は、
そう簡単に変更できるものではないのです。

手っ取り早く、近道で、
失敗なく最短コース、などという方法は存在しません。

不慣れなことを始めるのですから、
最初は上手くできないのが当たり前。

100人いれば100通りの道筋があります。
紆余曲折もあります。
吐くほどつらい涙を流すこともあります。

でも、そのプロセスを踏んでいくことが
あなたの魂にとって
揺るぎない土台を作ることに繋がるのです。

【できることしかできない】

そんな気持ちで、
地道に取り組んでいきましょう。

3つ目のコツは、
今までの経験を否定しないこと。

これまでの経験を通して、
あなたには身に付けてきたことがたくさんあります。

相手の気持ちを読み取ること、
さりげなくサポートすること、
忍耐強く待つこと、
人の間に入って調整役になること、
人を喜ばせる方法を考えること、etc.

あなたには、まだあなたが気付いていない
長所や良さがあります。

自分軸で生きるようになるには、
そういった自分の長所をいかに使うかという視点を持ち、
自分を活かし・生かしていくことが大切です。

この時、忘れないでほしいのは、
できることとできないことの区別を付けるということ。

私たちはオールマイティになる必要はありません。
今できることをすればいいのです。

どう転んだって、
私たちには
【できることしかできない】のですから。

これらを踏まえた上で、
自分軸を獲得するための最後のコツは、
自分に問い続ける、ということ。

何が好き?
どんなことをしたい?
どんな人に心がひかれる?
わくわくする時ってどんな時?
どんなことに興味が湧く?

こんな風に、
その都度その都度、
私はどう感じているんだろう?
と自分の心の声に耳を傾けること。

はじめのうちは上手くできなくても大丈夫。
だって、今までそんなことしてこなかったのですから。

わがままだ。
自分には似合わない。
おこがましい。
そんなことを願うなんて恥ずかしい。
できるわけない。

すぐにこんなネガティブな声で
埋め尽くされるかも知れませんね。

だけど、負けないで。

その底にある本当の声を、願いを、
一つひとつ拾い集めていってください。

音や手触り、におい、味など、
五感を使って、
自分の「好き、心地いい」を探してみるのも良いでしょう。

そうやって、
少しずつ、でも着実に、
”自分との対話”を重ねていくこと。

つまり、
自分をいかに喜ばせてあげるかを考え、実行すること。

今まで他の誰かやツインの相手にしてきたことを
自分自身にしてあげること。

これこそが他人軸を卒業する最大のコツなのです。

「皇帝(逆位置)」は、
あなたが“相手に依存する愛”から
“自分を生かす愛”へと移行するための試練を示しています。

今この瞬間を、どうか焦らずに、
「真の自己を目覚めさせるための時間」として
過ごしてください。

あなたが自分自身の人生を生きる
“内なる皇帝”を取り戻し、
”揺るぎない中心”を構築できますように――

コメント

タイトルとURLをコピーしました