火傷の讃美歌

光のかけら

私は今、自分の体が吹きっさらしのスカスカの日本家屋のようになっている。

どこか所在ない感じのぞわぞわ感が、みぞおちの当たりをかすめていく。

このブログで、自分の日常や過去の恥ずかしい姿をすでに3つも記事にした。

プロフィールにも中二病のようなことをたくさん書き連ねた。

だから、読んだ人からどう思われるのか心配でしょうがない。

なぜなら、他人に見せる用の「上手に取り繕った自分」を作っていないからだ。

今までの私は、”核シェルター”を心の中心部に設置し、本当の自分をその中に入れ、何重にも鍵をかけ、『厳しい検閲をパスした情報のみ外部に公式発表する』というスタイルをとっていた。

よそ行きの無難な自分だけ見せていれば攻撃される心配はほとんどないし、もし攻撃されても、見せ方を失敗しただけだという言い訳が立つ。

それほどに、ありのままの自分を見せることは、私にとって安全を脅かされる行為なのである。

どこかの国の将軍様とやっていることは同じだ。

そうやってコントロールしてきた。自分を守るために。

そのかわり、本当の繋がりは手に入らない。

私にとって安全は、常に孤独と同義だった。

でもそれでもよかった。

それほどに、私にとって世界は、脅威だったのだ。

ところがここ数日というもの、私は核シェルターの扉を開け放ち、最高機密情報をあろうことか全世界に公開している。

どこかの国の将軍様もびっくり仰天だろう。

『本当の自分を世界に明け渡し、本当の自分を、ありのままに生きる。』

これが、私がこれから己の人生をかけて挑もうとしていることだ。

世界はこんな私を受け入れてくれるだろうか?

風で吹きっ晒しになった体を温めたくなった。

― 何が飲みたい?

自分に聞いてあげる。

コーヒーでも紅茶でも、つぶつぶみかんジュースでもない。

私がこれから飲むのは、白湯。

何色でも何味でもない、ただの白湯だ。

そんな時があってもいい。

ふーっと息をかけて冷ましてから、一口すする。

!!!!!!!!

それはまだ熱湯だった。

下唇の裏側がヒリヒリする。

ゆっくり、焦らず。世界からそう言われているような気がした…

などという恥ずかしい台詞は死んでも吐くもんか。

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