今日の1枚を引きました。

ソードの7
ツインレイのリーディングにおいて、
ソードの7は不思議とよく出てきます。
ソードの7の一般的な意味は、
「策略」「抜け道」「逃避」など。
つまり、良くも悪くも正攻法ではないやり方で
状況を切り抜けることを表します。
ここにランナーの姿を重ねるチェイサーは
少なくないのではないでしょうか。
何の前触れもなく心の扉を閉ざしたり、
音信不通が続いたり…
チェイサーはランナーの不誠実な行動に
心底うろたえ、傷付きます。
「どうして?」
この一言が頭の中を埋め尽くし、
ランナーの真意を理解しようと
必死に答えを探そうとしますが、
どんなに考えても
想像の域を出ることはありません。
「本当にそうなのか?」を
確かめることができない現実に絶望しながら
耐えがたい夜を何度越えたことでしょう。
ランナーのことはランナーにしかわからない。
そんな当たり前のことさえ
強烈な苦しみの原因になるのは、
離れ離れになる前の
ゼロ距離の感覚…
一体感の心地よさを
魂が覚えているから。
ソードの7は
そんな私たちが
暗闇の中に真実の光を見出し、
泥沼から這い上がるヒントを
教えてくれています。

ここで気を付けたいのは、
ソードの7に描かれる”逃げる人物”は、
人を欺いたり、自分だけ得をしようという
ズルい人だということではなく、
あくまでも
「そうせざるを得なかった人」だということ。
ソードの7が表しているのは、
「まだ言葉にできない葛藤や不安を抱えた魂の姿」。
それは「逃げている」のではなく、
「自分の準備が整っていないから距離を取るしかない」姿。
そうやって我が身を守るしかなかった、
精一杯の生存戦略。
ランナーは、
チェイサーの愛と受け止めようとすると、
今まで負ってきた心の傷が
刺激されてしまうのでしょう。
これはランナーにとって
とても恐ろしいことですから、
その場に居続けることが苦しくなるのは
当然のことなのかも知れません。
こっそり抜け出そうとするのは、
あなたから逃げているのではなく、
自分自身から逃げているのです。
本音や真実を真正面から言えないのは、
それによって
逆に失ってしまうことが怖かったり、
相手を傷つけてしまう自分が許せなかったり…
そのことに気が付いていながら
直視できない、直視したくない。
そういった状況から身を守る方法が、回避。
「また、逃げた…」
そんな自分のことも、
ランナーは心のどこかで
責めているかも知れません。
このような
心のクセとも言える無意識のパターンが、
ランナーが抱える弱さの一つであり、
乗り越えるべき課題と言えるでしょう。
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チェイサーが悪いわけじゃない。
すべては自分自身の心の問題。
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はっきりとではなくても
心の深いところでそう思っているからこそ、
ランナーは何も告げずに
自分自身と向き合うことを選んだのだとしたら?

ツインレイは鏡。
チェイサーもランナーも、
世を照らす灯台となるために
共に己の弱さと向き合い、
魂を磨く”同士”。
物理的な分離を超え、
共に自分の足で立ち、
それぞれの輝きを放つこと。
それがツインレイが目指すべき
真のゴールです。
そのためには、
いったん離れてみないと
わからないことがある。
だから二人は、
今はそれぞれの旅路を歩むのです。