ちゃんと悲しむ

世界で一人だけ

私を見てくれた、
私を気にかけてくれた、
私を人間扱いしてくれた、
私を必要としてくれた、
私の居場所になってくれた…

生きてて良かった、って
存在していいんだ、って
やっと思えたのに。

私がこの世に存在できる根拠は
あなたしかいないのに。

私はまた切られてしまうの?
結局、私はそういう運命なの?

私はまた
いてもいなくてもどっちでもいい存在に
戻ってしまう

何ために生きるのかわからない人生に
戻ってしまう

私が存在するベースが
無くなってしまうことが

怖くて
みじめで

こんなク〇みたいな人生
神様、なんで私なの…

✼✼✼

今日のタロットカードは「カップの5」です。

カップの5

「カップ5」には、
黒いマントをまとった人物がうなだれ、
目の前に倒れた3つのカップを
見つめている姿が描かれています。

その背後にはまだ倒れていない
2つのカップが静かに佇み、

渡し舟のある川や遠くの橋が
未来につながる道筋の存在を暗示しています。

このカードの世界観は
「喪失」「後悔」「悲しみ」を象徴していますが、

ツインレイの旅路においては、
単なる失望ではなく

魂の奥底に眠る”見捨てられ不安”を
映し出していると解釈することができます。

✼✼✼

幼い頃に
「十分に抱きしめてもらえなかった」
「自分の気持ちを受け止めてもらえなかった」

そんな体験は、心の奥に
「どうせ私は見捨てられる」
「大切にされない」
という傷を刻みます。

ツインレイのサイレント期間で
チェイサーが感じる痛みは、
まさにこの古い傷を呼び起こすもの。

ランナーに距離を置かれるたびに、
「やっぱり私には価値がない」
「またどうでもいい扱いなのか」と、

胸の奥に沈んでいた感情が溢れ出します。

カップ5の人物が倒れたカップのほうを向いて、
失ったものに視線を注いでいるように、

私たちも「愛してもらえなかった記憶」や
「拒絶の体験」で負った傷を

あなた自身の本当の気持ちを

ないがしろにしてはいけないと
教えてくれています。

あなたの心が傷つけられた時、
幼い頃のあなたは
何を思ったでしょうか?

―✥―✥―✥―✥―✥―✥―✥
こんなの理不尽だ
なんで自分だけ?
私が悪かったから
嘘の世界の出来事であってほしい…
―✥―✥―✥―✥―✥―✥―✥

あなたは、
ただ”あなた”として
そこにいただけなのに。

いっぱい傷ついたよね。

だけど、

その気持ちを感じてしまうと
つらすぎるから

あなたも私も
重い重い鉛の塊で
自分の気持ちにフタをした。

感情を感じないほうが平和だから。
感情を爆発させて
大切な人たちを困らせたくないから。

そうやって今日まで、
精一杯、生きてきたんだ。

カップの5は、
もうフタなんかしなくていい、
あなたは大人になって
もう大丈夫だから、

小さい胸に押し込めた
悲しみや怒りを
少しずつお空に還してあげましょう、
というメッセージ。

それは何のためだと思いますか?

カードの背後に残された
2つのカップを受け取るためです。

これは
あなたの中にある
”愛のカップ”。

あなたの中心から湧き出る愛です。

愛は無いのではありません。

ぎゅうぎゅうに押し込めて、
無いものとしてきた”負の感情たち”に隠れて
見えなくなってしまっただけ。

昔からずっと、今この瞬間も、
あなたという愛は変わらず流れ続けています。

だから、少しずつ負の感情を解放して
あなた本来の光を
取り戻しましょう。

もう外側の何かで
埋めなくても済むように…。

サイレントの時期こそ
このような自分の中に残されている
”愛のカップ”に気付くための時間なのです。

✼✼✼

サイレントに苦しむあなたへ。

いま感じている
「置き去りにされたような感覚」は、
ランナーとの関係だけでなく、

あなたの魂がずっと抱えてきた
「見捨てられ不安」の反映です。

もしも涙があふれるなら、
それは 癒やしが始まっているサイン

過去の記憶を嘆くのではなく、
その痛みを「ようやく光にさらす時期がきた」と
受けとめてみてください。

カップ5が教えてくれるのは、
「真実の愛を手に入れるために
負の感情を感じ切る」
ということ。

どうか、このカードが告げるメッセージを胸に、
もう痛みをごまかす必要はないんだと、

痛いものを痛いと感じることに
許可を出しましょう。

怖かったよね

悲しかったよね

誰かにかばってほしかったよね

もっと怒りたかったよね

あなたは悪くないよって
言ってほしかったよね

優しくしてほしかったよね

大切にしてほしかったよね

つまりは、

この世に生まれてきたことを
歓迎されたかったんだよね。

ホントホルスト「キリストの降誕」

コメント

タイトルとURLをコピーしました